北アルプスはこうして高くなった

北アルプスの隆起のメカニズムは、この山地を東側から激しく圧縮する巨大なエネルギーであることが最近の研究でわかっています。

その原因は、アジアプレートを押す北米プレートのしわざというわけです。

地質学において、東北日本と西南日本の境目とされるフォッサマグナと呼ばれる大地溝帯(中央地溝帯とも呼ばれています)付近にかかる圧力を調べてみると、北へ行けばいくほど東西方向に変わることがわかります。

そこには、東西の圧力の結果でできた特徴ある断層が見られます。

阿寺断層・跡津川断層という断層がそれなのですが、これらは普通の断層と違い、圧縮によってひし形にずれる「共役断層」と呼ばれるものです。

これは岩石実験でも実証されており、この付近にいかに東からの力が加わったかという証拠でもあります。

この断層が交差する角度は90~105度にもなり、(普通の断層の交差角度は70度くらい)東西に圧縮する非常に強い力の存在がうかがえます。

日本の山の成り立ち

山の成り立ち、その中でもとりわけ重要な日本の真ん中に位置する日本アルプスを中心にその成り立ちを見ていきます。

  • 日本の山はどうやって高くなったのか…地質年代で言うと、180万年~現在のことを「第四紀」といいますが、日本列島の山が高くなっていったのは、この年代の出来事のようです。
  • 南アルプスはこうして高くなった…今から約500万年前に、本州に衝突してきたフィリピン海プレートは、糸魚川・静岡構造線の西側の土地を北西方向に押し続けています。
  • 北アルプスはこうして高くなった…北アルプスの隆起のメカニズムは、この山地を東側から激しく圧縮する巨大なエネルギーであることが最近の研究でわかっています。
  • 山の形はどうやって決まるのか…日本の山地のほとんどは、1500万年前になだらかになった地形が出発点なのですが、その後の隆起量や侵食量の違い、山地を構成する岩石の違いによって、険しい山になったり、なだらかな山になったりしています。

このページの先頭へ