深成岩と半深成岩

次に「閃緑岩」を見ていきましょう。

火山岩の安山岩に対応する中間性の深成岩で、有色鉱物は角閃石が中心となり、石英・長石などにより日光が当たると白く雪が降ったように見える花崗岩と違い、閃緑岩の場合その色合いは強くなります。
一般には石英閃緑岩として出てくることが多いようです。

火山岩の玄武岩に対応するのが「斑レイ岩」。

苦鉄質の深成岩で、輝石などの有色鉱物が多いため、暗緑~白黒のカスリのようなまだら模様になっています。

普通は「黒御影石」と呼ばれています。

次に、半深成岩を見ていきます。

深成岩の花崗岩に対応する「石英斑岩」、安山岩に対応する角閃石などの結晶が大きな斑点状に現れる「フン岩」があります。

しかし、半深成岩は地表に噴出した火山岩と、地下の深所で固まった深成岩の中間的な存在として、あまりにも分類が中途半端なことなどの理由で、例えば石英斑岩が深成岩、あるいは火山岩などと訂正される傾向にあるようです。

山が作るさまざまな岩石

山ができる過程で作られていく岩石について、種類別にまとめました。
岩石のさまざまな特性を見てみましょう。

  • 深成岩の代表「花崗岩」…火山岩の流紋岩に対応するケイ長質と言われる深成岩です。
  • 独特な深成岩「蛇紋岩」…深成岩の一種ですが、成り立ちが非常に独特で、地形やその植生に大きく影響を与える岩石として知られています。
  • 深成岩と半深成岩…一般には石英閃緑岩として出てくることが多いようです。
  • 堆積岩…岩石が風化作用で細かくなり、水や風の力などで運ばれて堆積したものを堆積岩と呼びます。
  • 石灰岩のできるしくみ…なぜ日本にそんなに多くの石灰岩があるのでしょうか?
  • 変成岩…多種多様な変成岩がありますが、ここでは山と関連の深いものを4つほど挙げていきます。
  • スコリアと軽石…スコリアや軽石といった別の物質が作られます。
  • 岩石の節理…岩石にはその岩石特有の割れ方があり、これを節理と言います。
  • 岩石の風化のしくみ…岩は礫になり、砂になり、最後は粘土に変化していきます。

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