堆積岩

岩石が風化作用で細かくなり、水や風の力などで運ばれて堆積したものを堆積岩と呼びます。
湖水や海で堆積することが多いので火成岩と対応させて、水成岩と呼ぶこともあります。

礫岩

粒が2mm以上の礫が、砂や泥、時には石灰質などとともに固まったもので、一般的に硬い岩になっています。

砂岩

砂粒が固まった岩です。
石英と長石でできているのが一般的です。

泥岩

主に年度とシルトという極めて粒の小さい泥からできた岩です。
海溝には陸地から運ばれた土砂が厚く積もっていますが、これがプレートの動きで押し固められ、陸上に持ち上げられたのが、西南日本の外帯に分布する四万十帯と言われる地層で、ほとんどが泥岩でできています。

頁岩

泥岩のうち、地圧を強く受けて薄くはげやすくなった岩のことです。

粘板岩

スレートとも言い、頁岩よりも固結が進み、薄くはがれる岩で、屋根瓦などに利用されています。
日本の山に広く堆積岩が分布しているのは、海溝堆積物や海の底の堆積物がプレートの動きに乗って陸側に付加したためや、古い山地が侵食されて削りだされた砂礫が堆積して、またそれが山になった結果です。

山が作るさまざまな岩石

山ができる過程で作られていく岩石について、種類別にまとめました。
岩石のさまざまな特性を見てみましょう。

  • 深成岩の代表「花崗岩」…火山岩の流紋岩に対応するケイ長質と言われる深成岩です。
  • 独特な深成岩「蛇紋岩」…深成岩の一種ですが、成り立ちが非常に独特で、地形やその植生に大きく影響を与える岩石として知られています。
  • 深成岩と半深成岩…一般には石英閃緑岩として出てくることが多いようです。
  • 堆積岩…岩石が風化作用で細かくなり、水や風の力などで運ばれて堆積したものを堆積岩と呼びます。
  • 石灰岩のできるしくみ…なぜ日本にそんなに多くの石灰岩があるのでしょうか?
  • 変成岩…多種多様な変成岩がありますが、ここでは山と関連の深いものを4つほど挙げていきます。
  • スコリアと軽石…スコリアや軽石といった別の物質が作られます。
  • 岩石の節理…岩石にはその岩石特有の割れ方があり、これを節理と言います。
  • 岩石の風化のしくみ…岩は礫になり、砂になり、最後は粘土に変化していきます。

このページの先頭へ