火山はどうしてできるのか

日本には現在、200ほどの火山があり、そのうち83の火山は、ここ2000年のうちに活動した、いわゆる活火山です。

活火山以外の山も含めて、その活動はすべて第四紀と考えられています。
特に多くは最近の50万年前の間に活動しています。

地殻運動で作られた山は、最近の200万年の間に急激に隆起を始めました。
その出発点が1500万年前ですから、「火山」というのは新しい地形であることがわかります。

日本付近の火山帯を見てみると、これがプレートの沈み込む海溝とほぼ並行していることがわかります。

沈み込んだプレートは、海溝から深さ100~150キロくらい、距離にして250~300キロくらいのところで、溶けてマグマを生成します。

そしてそれが、地殻の弱いところを伝わって地上に現れると火山になる、という仕組みです。

この点から、日本の火山帯はふたつのプレートが作用しているので、東日本と西日本のふたつの火山帯が存在すると考えるのが妥当です。

火山のでき方

続いては、日本に200ほどある火山の成り立ちについて見ていきます。

  • 火山はどうしてできるのか…日本には現在、200ほどの火山があり、そのうち83の火山は、ここ2000年のうちに活動した、いわゆる活火山です。
  • 複成火山…火山は一見似たような形をしていても、全く異質の火山であることがあります。
  • 大カルデラ火山と単成火山…軽石が周辺に厚く堆積し、広大な台地を作ります。
  • 火山岩の組成…山を作る岩石はその成因から、火成岩・堆積岩・変成岩の3つに分けることができますが、地殻を形成する岩石の90パーセントは火成岩でできています。
  • 火山岩を代表する岩石…流紋岩、安山岩、玄武岩について。
  • 火山の形成例~妙高山…かつてはスキーで賑わう山として知られた、新潟県は妙高山の例を見てみましょう。

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