火山岩の組成

山を作る岩石はその成因から、火成岩・堆積岩・変成岩の3つに分けることができますが、地殻を形成する岩石の90パーセントは火成岩でできています。

その火成岩のもとになるマグマは、地下深くでは揮発性の成分を多く含んでいるので、大変流動性に富んでいます。

大部分は水分で、他には炭酸ガスや塩酸、硫化水素などで構成されています。

その後、これら揮発性のガスが飛んでしまうと、岩の個体を作る成分は重量比で言うと、その60パーセントが二酸化ケイ素(岩石学ではケイ酸)と言われる物質です。

身近な例でいうと、乾燥剤に用いられるシリカゲルがケイ酸の一種です。

岩石の成分としてケイ酸が存在する時は、一般に石英と長石という形をとっています。

マグマが地表に噴出して固まったものを「火山岩」と言いますが、その性質の分類はこのケイ酸の含有量によって決まります。
また、他の有色鉱物であるカンラン石・輝石・角閃石、雲母などの入り方によって決まります。

火山のでき方

続いては、日本に200ほどある火山の成り立ちについて見ていきます。

  • 火山はどうしてできるのか…日本には現在、200ほどの火山があり、そのうち83の火山は、ここ2000年のうちに活動した、いわゆる活火山です。
  • 複成火山…火山は一見似たような形をしていても、全く異質の火山であることがあります。
  • 大カルデラ火山と単成火山…軽石が周辺に厚く堆積し、広大な台地を作ります。
  • 火山岩の組成…山を作る岩石はその成因から、火成岩・堆積岩・変成岩の3つに分けることができますが、地殻を形成する岩石の90パーセントは火成岩でできています。
  • 火山岩を代表する岩石…流紋岩、安山岩、玄武岩について。
  • 火山の形成例~妙高山…かつてはスキーで賑わう山として知られた、新潟県は妙高山の例を見てみましょう。

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