氷河がみられた場所

日本の山で氷河地形が確認されているのは、本州では北アルプス・南アルプス・中央アルプスの3山脈、それに加え北海道の日高山脈の4つの山脈です。

少し前までの定説では、日本アルプスでさえ氷河はあまり拡大していなかったと考えられていましたが、調査が進むにつれて、氷河地形がどんどん低地にまで確認されるようになっています。

現在の雪線は本州4000m、北海道で3000mとされています。
これが氷期には気温が10度低下しますので、気温が1000mで約6度低下することを考えれば、それぞれ1500m低下していたことになります。

それぞれ2500m、1500mとなるわけです。

氷河作用を受けたのが、日本アルプスと日高山脈だけなのは、最後の氷期の時点ですでに氷河を発達させるのに十分な高度に達していたのはこの二つの地域だけで、他の山はその資格がなかったからです。

とはいえ、今後の調査でさらに低地に氷河が追跡される可能性は十分あるということをつけ加えておきます。

山が作るさまざまな地形

氷河をはじめとして、山が作る地形にはさまざまな顔があります。
温泉との関連性についても調べてみました。

  • 日本にもあった氷河…山がさらに高いと水ではなく、氷河の浸食の力を受けて、丸いノミで削られたような地形になります。
  • 氷河がみられた場所…日本の山で氷河地形が確認されているのは、本州では北アルプス・南アルプス・中央アルプスの3山脈、それに加え北海道の日高山脈の4つの山脈です。
  • ソリフラクション…凍結破砕作用によって岩が砕かれ、その礫が霜や氷の力で動くことをソリフラクションといいます。
  • 化石周氷河地形…なぜ、このような樹林帯の中に大きな岩があるのか、その謎を解いていきましょう。
  • 山地で見られる湖沼…氷食湖についでよく見られるのが「火口湖」です。
  • 火山と温泉…わが国には、2000箇所以上もの温泉がありますが、日本の温泉の大部分は火山に関係があります。

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